技術書の読書術 達人が教える選び方・読み方・情報発信&共有のコツとテクニックを読んだ記録

「技術書」の読書術 達人が教える選び方・読み方・情報発信&共有のコツとテクニック を読んでよかったこと試みていることを書きます.

本書では、タイトルの通りに自分に必要な技術書の探し方や読み方、情報共有のテクニックについて書かれています.

技術書の探し方や読み方で述べられていた雑誌や本屋の並びから最新情報を得たり、同じジャンルの本を多読するなどを推奨しています. これらのテクニックは他の読書や情報収集の本でも同様のことが述べられているものでIT技術以外にも使える一般性の高いものだと思います.

僕が一番参考になったのはアウトプットの仕方についての章です.

例えば、「自分ならどう書くかの視点を持って読んだ考えは個性となるので発信すると良い」です. 僕はVimの設定やGo言語などについて調べることが頻繁にありますが、意外と自分が直面している状況や経緯にあった記事が見つかることは少ないです. 自分と少しでも重なるところのある人の書いた記事は参考にしているし、できればより新しい記事があると嬉しいです. これは僕以外にも当てはまると思います.

また、本は出版されてから変更がされにくく一般的に必読と呼ばれているような本は古い場合が多くあります. このような長年良いと呼ばれているけど古い本を読む時は、いつもこの本に書かれている内容は今でも正しいのだろうか?ということを考えます. 技術書の読書術では、本の内容を試したりして気がついたことをアウトプットすることも提案してます. つまり本が出版された当時と現在との差分をアウトプットすることです.これは前述の僕が技術書を読んだ時に普段から感じている疑問を解決してくれるアウトプットです.

ここで紹介したようなことは本書を読むまで具体的に考えてこなかったことで認識できていませんでした.

本文にはより具体的なアウトプットの仕方の解説や本の内容をどうやって身につけるかについても色々な方法が書かれているので、気になる方は読んでみてみることをお勧めします. 本書を読んで実践していることの1つに読書記録があり、この記事もそのノートを参照しつつ書いています.